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片渕監督著「終わらない物語」 アリーテ姫上映後のアフタートークがあまりにも素晴らしかったので、片渕監督著書「終わらない物語」を購入。
スタンスは「片渕監督の自伝的エッセイ」なんですが、とにかく一読してその内容の濃さにビックリ!
それにしても片渕監督、記憶力が卓越してますな。その作品に関わったスタッフとのやりとり。
ロケハンに行った場所。クライアントとの打ち合わせ。書籍、映画のタイトルと内容etc。
実に詳細に記載されています。ものすごいボリューム。
…と、ココまで書いてふと気づいたことが。膨大な読書量を誇る片渕監督の愛読書に
…サン・テグジュペリ「人間の土地」があるのではないかと。
トークで千住先生と再開したときのことを「23年の時を経ても昨日別れてまた今日会ったようだった」と表現したり。
あるいはボックスの従僕、グロベルが人工衛星の破片を荒地から掘り出すシーン。
さらに、映画の最後にアリーテ姫が独白する「私も生きよう!この大地で生きる人の間で」。
どれも「人間の土地」を想起させるものばかり。
サン・テグジュペリの清冽で孤高の魂はアリーテ姫と共通するものがあります。
つるばみ色のなぎ子たち パイロットフィルム 映画館の大画面で鑑賞すると…いままで気づかなかったものが見えてくる。
フィルム最後のアイキャッチャーでタイトルの右上に…黄色の花弁になにやら文字が?。
以◯て
お◯ふ◯
これ以上は読めないので、この黄色の花弁は…たぶん山吹だろう、とアタリをつけてネットで検索してみると…。
「いはで思ふぞ」
心には 下行く水も わきかへり
いはで思ふぞ いふにまされる
その古典サイトの解説によると…当時、他の女房とのゴタゴタから諾子は宮中に出仕できないでいた。
そこに、使者が手紙を。中の紙にはナニも書かれておらず山吹の花に「いはで思ふぞ」。
中宮定子からのメッセージが2重の秘密の中に。
暗号を作り込む定子もスゴいけど、その暗号を解いてしまう諾子もスゴい。
もう主従の関係を超えた…なんというか強い絆で結ばれた2人。
まるで「この世界の片隅に」のすずさんと経子さん。
「アリーテ姫」アリーテとアンプル。片渕監督が演出補を務めた「魔女の宅急便」キキとウルスラを彷彿と。
しかし…このエピソードを限られた尺の中で映画に仕立てるとなると、まず観客の知識レベル補強から始める必要が。
古今六帖と素性法師の歌を予習し、さらに山吹の開花時期を知っていないと(汗)。
「1000年前の世界をいかにして構築するのか。それをいかにして表現するのか、そして観客に伝えるのか。」
片渕須直 監督の決意と同時に挑戦状のような、この山吹の花。ファンとしてワクワクが止まらない。
片渕須直監督・映画「アリーテ姫」 京都出町座で片渕須直 監督特集上映「つるばみ色のなぎ子たち へつづく道」を鑑賞。
映画館の大画面で見るアリーテ姫 は格別!。何度見ても何回見ても感動する作品です。
主人公・アリーテ姫の愛らしさと聡明さは言うまでもなくさらに、この作品は様々な示唆に富んで。
特に今回は、水源を握り村人の生殺与奪を握っている魔法使いボックスが印象的でした。
「時間なら無限にあるさ。」未来を待ち望んでいるのに、未来を食いつぶしているボックス。
でもそんな変化のない等活地獄の未来に何の希望があるのだろう。
だからこそ、自ら鍬を持ち井戸を掘ろうとするアンプルが輝いて見えるのです。
「あたしはね今に井戸を掘ってやる。」
「いずれ生まれてくるかもしれないあたしの子供には、自分の運命は自分で決められるように。」
観客に媚びることなく、監督の主張がダイレクトにガンガン伝わってくる傑作。
「マイマイ新子と千年の魔法」「この世界の片隅に」を観て感動した人は、
是非とも「アリーテ姫」を観て感動してほしい。
水島努監督・映画「ガールズアンドパンツァー最終章(4)」 観てきた〜♪めくるめく展開にもぉクラクラ。
ミカのそして継続高校の凄さと怖さが…よく分かりました(汗)。
雪山の中腹に榴弾打ち込んで人工雪崩を起こす継続高校…。
最悪の場合、継続・大洗に死者が出る恐れが(汗)。
それは継続戦車道無期限停止、戦車道登録抹消可能性大。
それでも…あえてその選択を行うトコロがミカなんですねぇ。
継続の狙撃兵ヨウコ…なんで大洗の三式狙わないの??。
と考えたら、戦車の(砲塔)形状なんですねぇ。
上面が平面的なW号に比べ、
高さがある三式は側面に弾が当たる可能性が。
スナイパーは一撃で決定打を決めなければいけない。
それに、あんこうチームを退場させたら、おのずから
大洗女子学園は自壊するだろう…との思惑があったのかも。
殺気に近い試合中の緊張感とはうらはらに、
大洗・継続高校親睦サウナは穏やかで、
まるで別人のような彼女たちが印象的でした。
【拾遺1】リスペクトもイッパイ♪
最終章・前期オープニング。
スカートのスソをひるがえし、あんこうチームの5人が軽やかに。
足で魅せる演出は、脚本・吉田玲子「けいおん!」ですね。
最終章・後期オープニング。
あんこうチームの5人が全員で動きをつけるモーションは、
「ぱにぽにだっしゅ! 」のOP2ですね。
最終章4話本編で、包囲されて絶体絶命
大洗が突撃すると見せかけて…。
ソレを観戦していたアンツィオ高校の3人が、
「しないかな」
「しないっす」
「しないです」
高坂監督「茄子・アンダルシアの夏」ですね。
ふと思い出したのはTV放送第9話、
プラウダ戦決着の「絶体絶命です!」。
ラスト、フラッグ車撃破の爆炎を見届ける
秋山・カチューシャの構図は…
神戸監督「エルフェンリート」の予感。
【拾遺2】
「ガルパン」の視点を変えれば「ウサギさんチーム成長記」。
聖グロ練習試合では敵前逃亡。しかし決勝戦黒森峰では
「隊長のトコにイカせちゃいけない!ココで仕留めよう!」。
劇場版では偶然としても遊撃手として活躍。
梓が「身の丈に合った攻撃をしよう!」
そしてついに最終章。継続高校戦で隊長として梓が。
バトンの確かな継承を感じました。
成長していく彼女たち。
そしてそれは終幕への確かなカウントダウン。
岡田麿里監督・映画「アリスとテレスのまぼろし工場」 自分の体に染みついたキャラメルポップコーンの甘ったるい臭いが、
まだ残っているうちに本作のレビューを書いておこう。
彼らの思いに、少しでも近づけるように。
しかし、「問題作」という言葉がコレほどふさわしい劇場アニメも珍しい。
さらに、これほどに余韻がココロの中で持続する映画があっただろうか?
映画を見ている時は、その勢いに圧倒される思い。
映画を見終わった後も、その余韻に圧倒される思い。
上映時間は111分。でも密度がスゴい。
通常の映画、数本分を一気に見る覚悟が必要。
後半集中力を保つのが、かなりキツイ。
(よもやまも、睦実のセリフを一つ落としました)
でも、なんて美しい画面なんだろう。
正宗からの差し入れ、とろけるチーズ入りホットサンドを、
美味そうに食べる五実の表情。
正宗が焦燥のあまり自分確認票をシャープペンシルの先端で
ぐしゃぐしゃにするシーンなんか、もう、どのようにして作画しているのか
彩色しているのか撮影しているのか不明なレベル(驚嘆)。
背景美術も超絶スゴイ。君津に取材した製鉄所の描写、
東北地方太平洋沿岸部(多分)に取材した街の描写が見事。
岡田麿里監督の前作「さよならの朝に約束の花をかざろう」では
スクリーンから、無数のホスピタリティが飛び出してくる。
スタッフの「絶対に、満足して帰ってもらうんだ!」という思いが。
しかし、今回は全く逆。スクリーンから無数の槍が飛び出してくる。
「絶対に、最後まで目をそらすのではない!」という怨念が。
「さよならの朝に約束の花をかざろう」では美しい世界の、
美しいファンタジーを描く。
だが、本作「アリスとテレスのまぼろし工場」は極めて
現実世界の、いわば「泥臭い」ファンタジーを描くのだ。
ここで、映画レビューサイトで他の人が書いたレビューを読むと、
本作に対して「気持ち悪い」等々の意見が散見される。
しばし現実の自分を離れて空想の翼を広げ…
アニメ作品を見た後には通常、感動と爽快感がある。
しかし本作「アリスとテレスのまぼろし工場」はファンタジー世界側から、
現実の「この映画」を見る者たちを照らし出す。
《あれは 幻の空 あれは 幻の町》
物語の舞台・見伏。その製鉄所爆発事故をキッカケに、
現実からスピンアウトした、もうひとつの世界。
「現実」との時差は約15年。
(岡田麿里が脚本として参加した「空の青さを知る人よ」。
少年時代・壮年時代、1人の男性が2役を演じることによる、
「13年の断層」表現が見事だったことを思い出す。)
《誰も触れない 誰も問わない 時は進まない》
終わらせない力が働いている、変化させない力が働いている、
停滞してしまった街。
14歳の中学生が運命に抗い、動かない世界を変えて…
…そして知る驚愕の事実。
《ひりつく日々も 眩しい日々も 閉じ込める夜》
ひとりの少女の魂に支えられた、変わらない世界。
それはひとりの人間の「可能性」を圧殺して作られた、
維持された世界に他ならない。
《でも 聞こえてしまったんだ 僕の中の 心音》
魂だけの亡霊として変化することなく生きるのか?。
少女を逃し助け、自分たちは消失してしまうのか?。
重い選択を迫られる正宗たち。
さらに…もうひとつの物語、ある種の寓意が姿を表してくる。
古めかしいレタリング。昭和を感じさせる混成合唱曲。
女子体操服はブルマ。週刊少年漫画雑誌。
深夜ラジオDJ。ロングなスカート。
(加えて、中島みゆき「心音」のバックコーラスとギターソロは、
とっても昭和テイスト。)
予告編を見たときから不吉な予感がココロの中で、
そしてソレは映画館で的中することに。
昭和の終わりから平成。わたしたちは本来歩むべき道を
逸れてしまったのでは?
封建的対人関係。因習に近い内部ルール、しがらみ。
めまぐるしく変化する「リアルな社会」に背を向け、
高度経済成長の陰で、取り残された地方の疲弊。
狭い組織・教室・地域の中で起こるイジメ等々。
(決して出産できない妊婦に象徴される)少子高齢化。
魂を絞り出すような五実の叫びは、原点に戻る声。
《未来へ 未来へ 未来へ キミだけで行け》
ウエディングドレスの彼女を乗せた作業用ディーゼル車両が
トンネルを抜けた時、まるで産道を抜けて新しい命が
誕生したかのごとくココロの中で喝采を叫ぶよもやま。
幻の町は…正宗や睦実、その後…彼らは…どうなったのか?。
本物の町に、穏やかに収斂したのだろうか?
廃製鉄所内の寄せ書きの中、正宗の絵が。
その2人の表情が穏やかなのが唯一の救い。
この映画にふさわしいのは、檻のようになってしまった見伏で、
運命を打破しようとする同世代の若人たちにピッタリだろう。
でも…実は中高年の方にこそこの映画を見てもらいたい。
原案・脚本だけでもタイヘンなはず。さらにその脚本を自ら演出・監督。
大人数のスタッフを動かし「劇場アニメーション」に結実させた。
岡田麿里監督の手腕は素晴らしいものがある。
例えば、手のつけられない荒ぶる若駒を調教して名馬に育て上げるような。
監督のスタッフのキャストの労苦に努力に脱帽せざるを得ない。
円盤購入決定!!
何度も立ち止まり何度でも繰り返せる円盤で、
細やかなセリフ、細やかな設定を確認するといたしましょう。
監督 足立慎吾「リコリス・リコイル」 どのエピソードも素晴らしい♪特に3話が。
噴水の前で千束が「たきな…今は次に進む時」
「失うことで得られるモノもあるって」
「たきながアノ時…ああしかったら、私達は出会えなかったよ」。
そして、たきなをリフトする彼女。
「私はキミと逢えてウレシイ…ウレシイ!ウレシイ!」
模擬戦では、遅れて乱入したたきなが、あえて千束を射線上に。
考え方によっては千束を盾にして、フキを撃つたきな。
強烈なカタルシス効果と、たきなの千束に対する無謬の信頼を演出。
ABEMAで一挙無料配信。見逃し後追いで3話まで視聴。
なるほど人気あるわけだわこのアニメ。
そして12話。
自分の恩人を撃たなければ千束は生き残れない。
ためらう千束に「代わりにワタシが」と銃口を向けるたきな。
しかしソレを全力で止める千束。
「吉さんを殺して生きても…ソレはもうわたしぢゃない」
千束は続けます
「ワタシは本当はいない人…吉さんに生かされたから、たきなにも出会えた」
「ワタシだけぢゃあない。お別れの時はみんなに来るよ」
「でも、ソレは今日じゃない。そうでしょ?」
…つくづく「死んでいる」の逆が
「生きる・生きている」ではないことを思い知らされます。
存在の証明を 声を震わせ続けて 振りかざしてきたから
後悔はいらない 手を取り合って 受け止め進んでいく
「リコリス・リコイル」オープニング【ALIVE】より
苛烈な運命に翻弄されながらも、それでも自分の意思を貫いていく。
それこそが自分の「存在の証明」なのかもしれません。
とにかく楽しめました。1クールを駆け抜け、なんといっても千束やたきなを
はじめとするリコリスの目まぐるしく変わる状況とスピード感。
でもその一方、駆け足ゆえに「?」の場面も多かったですね。
特に、大人たちの描写や組織面で。
【吉松シンジ】
まさしく千束の命の恩人。善も悪も全てを抱えこんで、物語の舞台から去っていく。
「リコリスリコイル」のカギとなる重要な人物ですが…残念ながらよもやまには、
歪んだ愛を持つ高潔な変態マゾ紳士にしか見えませんでした。
【真島】
特殊能力を持つテロリスト。「全てをぶっ壊す」とのことしかし…
キミ確かアラン組織に育成されて才能開花したんだよね?
飼い犬の手を噛むのかい。あと、大量の銃器をバラ撒くのはともかくも、
市民を(無意識)誘導してテロリストに仕立て上げる手順が
ずっぽり抜けているのが(?)でした。
こんなにハマったアニメは久しぶり。制作スタッフはすでに「リコリスリコイル」2期を
見すえているのかなぁ。できれば続編が見てみたいです。
近藤るるる「影姫」2巻 ボリュームたっぷりの2巻を堪能させていただきましたよ。
実体を持たない影の姫は、何にでも変身できる可能性を秘めて。
その自由度を利用してあらゆるフェチズムを具現化しています。
2巻のあとがきにもあるとおりこのマンガは「フェチの殿堂」だったんですねぇ♪。
なんといっても嬉しいのは姫の表情…豊かになってきましたよ。
ライバルのレオ・妖怪ハンターのユウ。反目するも共闘していく過程が。
そして、糸のたぐり寄せるものは…巨大な敵が現れました。
近藤るるる「影姫」1巻 近藤るるるセンセの新刊「影姫」買った♪。
いやー勢いのあるマンガなので一気に読めましたよ(ゴイス)。
塑像の肉体で戦う影姫♪強く美しく。造形は美術大学3年生、新美創一朗!
戦闘で妖怪を屠ったあとその魂を受け入れる時、
彼女の頬に浮かぶ涙が印象的でした。
きわめて無表情な彼女ですが、
だからといって感情が乏しいワケでは無い彼女。
創一朗とともに戦ううち服のおしゃれにも目覚めたトコロが微笑ましい。
登場人物もライバルも増え、これからの展開が楽しみです。
シリーズ監督 武本康弘「小林さんちのメイドラゴンS」 ストーリを進めながら、キャラクターの顔と名前
・キャラクターの立ち位置・物語の背景を紹介。
初心者にも優しい2期スタートでした。
『小林さんの隣にいるためなら
どんな壁も壊していける。』
小林さんとトールとドラゴンたち。
ひとつ誤ればもろく崩れそうな関係を、
絶妙な距離感と小林さんの大きな包容力で
描いていますよ本作品。
『小林…だまされてもイイ。』
ひとつ誤れば、お下劣方面に
行ってしまいそうな話ですが、
手練の演出でよもやまを
…まるで落語の人情噺を聞いているような
気分にさせてくれました。
「かみ合わない価値観も
かみつぶしちゃいましょ〜♪」
1話はイルルが乱入することにより、
あらためて小林さんとトールの絆を。
2話はクレメネ(杉田ww)の乱入で、
あらたに小林さんとイルルの絆が。
シリーズ構成が上手い♪。
1話では、どす黒い感情むき出し、
グロテスクなイルル…。
2話で、こんなに愛くるしい、
可愛いキャラになるなんて。
イルルがまるで「みにくいアヒルの子」♪
終電の地下鉄車両、
シートに座る小林さんの背中の広告は
…1期1話、小林さんが二日酔いの朝、
トールと遭遇する直前に飲んだあの胃腸薬だな。
「シリーズ監督 武本康弘」
オープニング見て、泣きそうになりました。
いつもいつまでも忘れることはありません。
でも
いつまでも悲しんでいるわけにはいきません。
よもやまも、この作品とともに再起動です。
長井龍雪監督「空の青さを知る人よ」 両親が事故で急逝。姉妹が助け合いながら生活。
閉塞した現実から「東京に行きたいんだ」。
田舎民が憧れる展開・・・これは演歌の浪花節展開かな??
と思ったら、いきなり斜め上の超展開に!?。
妹主観で物語が進むけど、よもやまは断然、
姉のあかね!。彼女には絶対に幸せになって欲しい!
ホテルで泥酔した慎之介が後ろから襲いかかろうとしたとき、
左の大腰で仕留めてるんですねぇ♪。あかね姉はスゴいなぁ〜。
映画見て、十分に感動して、ふと我に返る自分。
あかねの色紙、そして映画の題名の意味とは?。
そういえばよもやまが高校生の頃、習いたての漢文を
「『鴻鵠』いずくんぞ 『燕雀』の志を知らんや」
なんて斜めに構えていたことを思い出しました。
「空の青さを知る人よ」・・・あらゆる状況が閉塞しても、
それでも一縷の望みを捨てない。それは、
あかねの「祈り」だったのかもしれない。
・・・と思っていたら「空の青さを知る」
・・・まさか??いや、しかし葵色って薄紫色のハズ。。
うーんまぁ・・・周りのみんなはアオって呼んでるからなぁ。
あおいの前では、あかねの一人称は「あかね」。
手製の巾着リュックを完成させたその指にはばんそこう。
あおいの大切さを知ってしまったあかねの愛。
あと実質あおいの母親役である、あかねの声をアテた吉岡里帆が
素晴らしく上手い。
「心が叫びたがってるんだ」順の母親役の吉田羊みたい。
しかし、類まれなる構成力を持ち
自分の好きなトコロで自分の好きな場面を作り、
自分の好きなセリフを登場人物に言わせてしまう
岡田麿里の手腕にただただ舌を巻くばかりです。
しばしの間ですが、あの頃の自分と再会することができました。
長井監督、脚本の岡田さん、キャラデザ総作画監督の田中さん。
そして、この作品に携わったすべての人に感謝いたします。
【拾遺1】
しかし・・・あおいちゃん。慎之介を「お義兄さん」と呼ぶのか〜。
さらに時が過ぎて、正嗣からプロポーズされた暁には、ミジンコを
「お義父さん」と呼ぶのか〜(笑)。
【拾遺2】
日頃、ボーッとしているようでも、時にカミソリみたいな、
ミジンコの息子、正嗣。ああ・・・これは
「ガンダム・鉄血のオルフェンズ」ミカヅキだな。
(声をアテた大地葉は「オルフェンズ」にも参加していますね。)
【拾遺3】
「空の青さを知る人よ」のオマージュ。
「あかね」と「あおい」姉妹はは、Dr.スランプでしょ。
あおいの進路指導に「天空の城ラピュタ」の看守兵。
あかねと千佳が音楽祭のセッティング。
まるで「けいおん!」の律とムギ。
具体的な場面はわからないけれど、
高坂希太郎監督作品からもナニかが・・・。
そして最後は、あかねを思うあおいの回想シーン。
岡田麿里監督作品「さよならの朝に約束の花をかざろう」
・・・だと思うのですが、いかがでしょうか?
水島努監督・映画「ガールズアンドパンツァー最終章(2)」 映画公開前日は期待でワクワク。当日は小学生の遠足の朝みたいに
早くから目が覚めました。おまけに家を早く出すぎて、
・・・シネコンまだ開館してませんやんww。
第2話、内容も文句なし。一発逆転の秘策をサラリと言ってのける、
武部沙織復活!(コレが今回、一番嬉しかった。)
映画は、ボカージュに舞台を移し大洗女子とBC自由学園の第二ラウンドから。
大洗カモさんチームB1bisの分断作戦に、互いに憤り猛るBCの押井と安藤。
あわや相打ちというとき、超機動で両戦車の砲身に帽子と扇子をねじ込む
マリー様の身体能力(ゴイス)。
「無限軌道杯」は「ナニが起こるか分からない」フラッグ戦。
各戦、各チームともファイト満々。フラッグ車のマリー様を援護しつつ、
劣勢になっても共に盾になって散っていく押田と安藤。特に、
撃破された直後「行け!貴君の健闘を祈る!」押田の手信号・腕信号が泣ける。
そしてなんと言っても丸裸になりながらも、大洗フラッグ車ヘッツァーに
手綱を緩めず最後まで食らいついていくマリー様ゴイス♪。
(ケーキ食ってるときは天然なのに)。
次なる試合は、突撃しか知らなかったチハたんが〜♪。
大洗とお好み焼き食っただけであれだけ変わるのか?と思った人へ。
あることをトリガーに、人は変わるし組織も劇的に変わる。
特に福田は「劇場版」でアヒルさんチームの戦い方を目の当たりにしているから、
西に進言するときも「突撃」する戦いではなく「撃破」する戦いを
辛抱強く辛抱強く説得したんでしょうね。
これはまるで西住VS西の師弟対決!?
(知波単戦では最終章の音楽もソコだけ劇場版BGMを使うトコロがニクい。)
戦車戦も凄いけど、人間ドラマも凄い。意地と誇りと情けと矜持。
美しいトコや毒も含め、やっぱしガルパンは一筋縄ではいきません。
【拾遺1】
スタッフが船舶科の名前を「サメさんチーム」にした理由、何となく分かったような気が。
「ジョーズ」・・・あの映画も後半から追うものが追われる展開になってます。
【拾遺2】
絶体絶命、敵の砲撃に囲まれてウサギさんチーム、
次回以降にこんな会話が聞こえてきそうです(予想)。
「いやあ〜もぉダメだぁ」
「ねぇ・・・コレって全国大会よりキツくない???」
「大洗が一番うしろのだった(マークされていない)時のほうが楽だったかも」
「今度は私たちが(大洗が)追われる(狙われる)番に(立場に)なったんだ」
【拾遺3】
・エリカがカチューシャの健闘をたたえ、ふたたび肩車。
・継続高校に(なんと!)愛里寿が編入入学。その継続に大洗が大苦戦。
・対大洗戦、あまりの出来事にショックでとりみだし激怒するダージリン。
・聖グロに勝って優勝した大洗。ここで初めて、みほが初めて大泣する。
・戦い終わって最終章最終回。数年後大学選抜チームに集う各高校チームのキャプテンたち、
と思ったら見知らぬ金髪が一人?アナタは背丈がいきなり伸びたカチューシャさん!
・・・という場面を次回以降、ひそかに期待しているよもやまです。
【拾遺4】
ボコらんどの「パンダ」・・・。
もんのすごい危ないネタが出てきたようなww。
WW◎、あーあの大陸の国は・・・(以下自粛)。
高坂希太郎監督・劇場版「若おかみは小学生!」 「花の湯温泉のお湯は、誰もこばまない」
「私はここの『春の屋』の若おかみです!」
映画を鑑賞した後、この言葉の重さが
ズシンと心に響きます。
とにかく構成が見事、グイグイと物語の中に引き込まれます♪
おっこはモチロン、ピンふりすげーな(感動)。
彼女の旅館がライトアップサービス始める時、
「こら夜間のライトアップは草木に負担なんだぞ」と思っていたら
直後、ピンふりからフォローが入る(偉いぞピンふり)。
神楽舞の直前、禊の場面で、ピンふりがおっこに武装解除。
皆さんは、おっこのクライマックスで涙しますが、
よもやまはココでジンと来ましたよ。
どう考えても2時間オーバーの内容の脚本を無理なく無駄なく、
キレイにコンパクトにまとめてるわ。
おっこをはじめとしたキャラクター設計と、
各キャラクター間の繊細なバランス感覚がスゴ♪。
岡田麿里監督・映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」 長井龍雪監督のもとで脚本を担当していた岡田麿里、
その彼女が完全オリジナル劇場映画を監督するという。
第一報が入った時は驚きでした。
前半、ためらいがちに物語が進むので
「ダイジョウブ?」と思って見ていたら、
後半スンゲー!!
類まれなる構成力で怒涛のように襲いかかる岡田マジックに圧倒。
リアルタイム分岐のストーリーで鬼ごっこが始まります。
物語の最後、回想シーンにビックリ。
バンク編集ではなく新規に描き下ろしとは豪勢な♪
この作品を評する時、皆が「母の愛」を語ります。
むろんそれもある。しかし、もっと大きなものが、
よもやまには迫って来るのです。
マキアの大きな大きな愛はモチロン、エリアルの自立と巣立ち。
ラング兄貴の思慕。本当の后になれなかったレイリア。
その一途な愛が次第に歪んでいくクリム。
この作品は、さまざまな「愛」を内包しているのですね
最初はマキアの大きな大きな愛に圧倒される思いでしたが、
物語後半からのエリアルの確かな成長に感動しましたよ。
メザーテの敗色が濃くなる中「マキアのところに行ってやれ」と言う
ラング師団長の言葉をさえぎり
「ティダのため、仲間のため、生まれてくる子供のために、
オレはここで戦いたい。」と見事なエリアル。
マキアとの別れ前にコレを持ってきたのはスゴい♪。
静と動、生と死、出産と戦闘、
(特にティダの出産シーンには圧倒されます)。
そして、天寿を全うしマキアに看取られるエリアル。
途中で織機と織物のエピソードがピタリと消えてしまう。
「どうしたか?」と思っていたら、最後にそうきたか〜。
泣かせるわ。
この物語はマキアから見たエリアルの一代記とも
読めなくはない。一人の生涯を高密度に圧縮されて、
優しいマキア目線と共に、みごとなヒビオルが。
惜しむらくは、尺足らずで泣く泣く絵コンテを
切った部分があるんだろう。マキアが拉致されて
髪を切られるまでのあたり、展開がちょっと急だったか…。
エンドクレジット。演出の中に「長井龍雪」を、
作監の中に「田中将賀」の名前を見たときに、
思わずジーンときましたよ♪
【拾遺1】
よもやまお気に入りのセリフ。
通りすがりのおばあさんが
マキアの育児を評して言う
「母親が板についてきたねぇ」
【拾遺2】
落ち着いて、再度この作品を考察してみると、
岡田監督の好きな作品の、好きなシーンを再構成したような形跡が?
(ご自身が脚本を務めた「鉄血のオルフェンズ」も)
水島努監督・映画「ガールズアンドパンツァー最終章(1)」 「劇場版」を超えるのは難しいかな?、
と思い込んでいたよもやまの浅はかさを
ひっくり返す見事な出来でした♪
伸びしろスンゲー。戦車の滑らかな動きに
ビックリですよ〜。
とにかく展開がスピーディで、話が進む進む♪。
単なる幕引きアニメで無いことは確かですわ。
ただし優勝への道のりは困難を極めるでしょう。
みほの奇策とビギナーズラックはもう通用しないから。
「冬は何もかも眠りにつく季節なんだ」
冬戦争から継続戦争を戦い抜いたフィンランドとしては、
ミカのこのセリフも謎ですね???
そういえば、冒頭戦闘シーンで吹っ飛ぶあんこうマーク。
でも、その下に…。というのは、
暗にスタッフからのメッセージなのかもしれません。
脚本は吉田玲子。それは「けいおん!」1期と2期が
全く別物だったように、フレームワークを継承しつつ
「新しい」ガルパンを作ろうとしているのかも。
【追加】
よもやま、桃ちゃんの気持ちが痛いほどわかります。
よもやまも卒業式の時点で大学決まってませんでしたww
知波単学園の「三十六計突撃に如かず」は、
生徒会室の扁額「三十六計逃げるに如かず」
サメさんチームのマークWは、
西住家のふすま絵「菱形戦車マークT」。
TVシリーズでは、全国大会で姉妹がぶつかりあい、
劇場版では天才少女が登場。コレは麻雀漫画「咲」ですよね。
今回「最終章」のモチーフは、「げんしけん」スピンオフ
「くじびきアンバランス」(アニメは水島監督が演出)かも?。
第一話はそど子の大金星が印象的。
加えて(劇場版の後半から)ドンドン乙女になっていく麻子。
主人公みほ、生徒会長の華さんはモチロンのこと
メタルストック秋山殿も大活躍
…でも、さおりんの影がちょっと薄いような。
しかし、この娘のこと、きっと後半は大活躍するはず♪。
サメさんチーム、生しらす丼のカトラス。
最初はなんちゅーネーミング(笑)と思っていましたが
…ジワジワきますね〜この名前(笑)。
名前といえばエンディングで声優さんの役名、
複数ある場合もキチンと表示されてます。
映画館でパンフレット購入、なにげに机の上に置いて
逆さまから見ると…何やコレ!パンフレット表紙の
生徒会長、穏やかな表情からいきなりドスの利いた顔に(ビックリ)。
長井龍雪監督・「ガンダム・鉄血のオルフェンズ」 見事でした。テレビアニメでこんな
ひりつくような感覚になったのは久しぶり。
ともあれこの作品、まるで太平洋戦争と戦後の
日本と日本人の写し絵のようで。
花は美しく咲き、そして種を残す。
オルガの意思は、クーデリアに受け継がれ、
ミカヅキの血は、暁に受け継がれる。
夜空に鋭いナイフのような「ミカヅキ」、
その忘れ形見の名前は「暁」。
長い長い暗闇を破り、地平線から陽が昇るように
・・・そんな願いをこめて命名された予感が。
【補遺】
鉄血のオルフェンズ のオマージュ。
1期第16話「フミタン・アドモス」フミタンの
死に様は「バイオレンスジャック」逞馬竜の姉ユリ。
1期第17話「クーデリアの決意」
報道クルーのカメラマンは「SHIROBAKO」木下監督。
1期、クーデリアのポニテ髪型は怪盗セイント・テール。
2期、最終回には「ガンダム00」と「鋼の錬金術師」が。
さらに、2期第38話 「天使を狩る者」アトラ
「クーデリアさんの、前世って何ですか?」は
「君の名は。」の前前前世。
そして最後は、アイキャッチャーに決めセリフが
被さる法則。監督自らの「あの夏で待ってる」
ですねぇ♪
・・・だと思うのですが、いかがでしょうか?
片渕須直監督・映画「この世界の片隅に」 以前、美術館で見事な手編みのレースを鑑賞したことがあります。
それは手間ひまかけた時間の結晶に他なりません。
監督が6年間を費やして制作した「この世界の片隅に」。
すばらしい時間の結晶を見た思いです。
「この世界の片隅に」こうのさんの作品は
多くの場合、淡々と物語が進みます。
が、時々ビックリするような展開が…
すずの横恋慕とは行かないまでの
幼馴染の水兵さんへの淡い恋心。「いや…珍しかったで」
「アンタでも強気の時があるんじゃの」旦那の周作さんは、
さぞやビックリしたことでしょう。
でも周作さんはその上を行っちゃうわけです。
事もあろうにすずさんを水原の一夜妻に。
代用品の次は一夜妻。
すずさんは周作さんに常に周回遅れのすれちがい。
(周作さんだけに)
優しくてたおやかな舞台の下に もう一階層何かがあるような???
完全版が完成したら、ソレがハッキリするんだろうな〜♪
当時、映画化が決定したものの、でも資金が集まらず
制作が止まっているとネットで知りました。
よもやまはなんとしてでも映画館でこの作品が見たかった。
クラウドファンディング募集開始の直前に、
よもやまは「アリーテ姫」のDVDを購入しています。
その感想をふとツイートしたところ、
片渕監督に読んでいただき、なおかつリツイートまで。
だからMakuakeサイトの応募ボタンを押すのに、
それほどためらいは無かったです。
そのクラウドファンディングからもう2年。
大輪の花を咲かせた映画「この世界の片隅に」。
参加することができ感無量です。
すずさんをスクリーンで見るたび、クラウドファンディングで
出資した何倍ものリターンを頂いているようで、嬉しいですよ。
【補遺】
泣いているすずさんへ。「海の向こうからきたお米」。
ヤミ市の場面から推察すると台湾米のコトなんでしょうね。
その台湾米の生産を飛躍的に高めたのは、
日本統治時代の水利技術者・八田與一。
農業水利事業に大きく貢献したんですよ。
あの太極旗は国旗ではありません
(大韓民国の成立はアメリカ信託統治の後、1948年)。
見る人によって考え方はさまざまですが、
これから始まる「彼ら」の暴虐の予感(阪神事件etc)を感じました。
「暴力で支配」と言う彼らこそ日本人に暴力をふるったのですから。
新海誠監督・映画「君の名は。」 前半がちょっとコミカルな分、
後半のシリアス展開に心が震えます。
時間と空間に引き裂かれる二人。
濃い霧の中に消えてしまうような
かすかな記憶を手がかりに、
三葉ににじりよっていく立花。
そして奇跡が…♪。
「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ」。
(崇徳院)
「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!」。
思えば、三葉って巫女だったんだな。
巫女の一族が村の危機を救うため
自分のカラダと精神を入れ替え
「勇者・立花」を召喚したのかも。
(一葉おばあちゃんも同じ体験をしていたみたいだし。)
立花が三葉をスキになったのは
分かりすぎるほど分かりやすい。
でも三葉が立花をスキになったキッカケってナニ???
と、考えてみたら恋に恋する三葉さんが
立花に入れかわった時。
アルバイト先の先輩・奥寺さんですね。
この人が触媒になってるんだわ。
男女入れ替わり。違和感のないキャラクターデザインの妙。
男顔と女顔を描き分けて(眉毛を調整しているのか?)、
それをちゃんと動かす作画の妙。素晴らしいですわ~。
追伸…飛騨旅行で「あの夏で待ってる」りのん、
特別出演が嬉しかったりする♪
庵野秀明監督・映画「シン・ゴジラ」 「あーもう、やめてくれよ」隔靴掻痒の前半、
「うお!コレなに?すごい〜」の後半。
残存をかき集め、厳しい条件の中、
作戦を遂行する人たちに
日本人の底力を見た思いがします。
厄災に立ち向かう人たち。
本作品は特撮より何よりも
素晴らしい「人間ドラマ」でした。
小松左京の作品では「日本沈没」と
「物体O」を連想してしまいましたよ。
それにしてもムダなぜい肉を削ぎ落とした
すばらしいシナリオだわ…。
【補遺】
「この国はスクラップアンドビルドで大きくなってきた。」
それはコンストラクションだけではなく人も同じでは?。
不謹慎な発言で申し訳ないが内閣ヘリが
ゴジラビームで消し飛んだからこそ
「ヤシオリ」という自由闊達な作戦が
実行できたのではないか?。
そう思った鑑賞二回目です。
水島努監督・映画「劇場版・ガールズアンドパンツァー」 楽しい映画なのにエンターテイメント映画なのに、
ナゼこんなに泣けるのか?中盤以降、涙こらえるのに必死でした。
失って初めて分かる、なにげない日常の大切さ。
失ったものを取り戻すために大洗女子が再び立ち上がります
ただでさえ登場人物多いのに劇場版で新キャラ出して、
50名以上の登場人物全てにスポットライトが当てるというはなれ技。
そう、ライバル同士で芽生えるシンパシー。
受け継がれる意志と思い。
そして、メンバーの確かな成長。
劇場版は戦車戦に重きを置いているけど
そこにあるのは確かに、確かな人間のドラマでした♪
「人間の地」サンティグジュベリの言葉を借りて
よもやまはこう言います。
『この世に、不倶載天の仇敵を持つのは、豪奢の極みだ。』
拾遺その1)
「ムリな戦いということは分かっている。
だが必ず勝って、みんな大洗に、学園艦に帰ろう!」
生徒会長の声いいなぁ♪福圓声ゴイス。
TV版に比べ劇場版では凛々しさはそのまま、
乙女チックにパワーアップしたような気がします。
拾遺その2)
学園艦退去でトラックに荷物を運び出す秋山理髪店。
「優花里もね」母親にうながされ「う・うん」と頷く秋山殿。
戦車道で、いつもはボーイッシュな彼女が、
この時はちーゃんと女の子の声になってるのがゴイス♪
拾遺その3)
熊本の実家に帰ったみほが自分の部屋に。
クリーニングしたままの黒森峰の制服、
そうか・・・彼女、大洗女子に転校する前は、
黒森峰の副長だったんだよな。
(その直後、リボンのついたパンツァーファストに笑う)
「黒森峰の西住隊長」と言うべきところを思わず、
「おねえちゃん」と口走るみほに姉への愛情を
感じずに入られません。
拾遺その4)
劇中、みほが「火砕流の中でも…」って
言ってるのは、雲仙普賢岳の中を探索した74式のこと。
そーいえば、水島監督のアニメ「じょしらく」OPに、
74式が出てきたな♪
遊園地フィールドで「SHIROBAKO」のウメブーが出てきたり、
クロスオーバーが上手いわ〜♪
拾遺その5)
学園が無くなって、ひたすらやさぐれる風紀委員。
ドコかで見たな??と記憶を探ったら・・・、
水島監督、げんしけんスピンオフアニメ
「くじびきアンバランス」の山田!。
蓮子様に捨てられた(と勘違いしていた時の)山田だわ♪
さらに、桃ちゃんが叫ぶ「会長!お願いいたします!」
聞いたとたん、あるゲームがよもやま脳内に
そう!「くじびきアンバランス」のゲームソフトの名前(笑)。
拾遺その6)
無いものねだりとは分かっているけれどけれど、
継続高校とカバさんチームの絡み(三突と継続戦争)が
欲しかったなぁ。
拾遺その7)
アリクイさんチームが敵戦車撃破の時、
「やったぜベイビー!」って叫んでますが・・・。
コレの元ネタ分かるのは、かなり上の世代では(笑)。
拾遺その8)
アメリカン・サリュート「ジョニーが凱旋するとき」が
2回流れました♪ウレシイっ!
拾遺その9)
戦車道の絆を深めていくうちに、メンバーの口調が
他の誰かさんと似てくるんですよね〜。
特に生徒会、カメさんチーム。
柚子が「回転砲塔無いとキツい」はカバさんチーム。
臼砲が炸裂したときの生徒会長のーんびりとした
口調はレオポンさんチーム。
桃ちゃんは…学園がロックアウトされたとき抗議の
口調が、誰かさんに似てたんだよな〜(誰??)。
拾遺その10)
戦車道チーム。イギリス、アメリカ、ロシア、ドイツ、イタリヤ、
フィンランドときて…ナゼかフランスがない??
対戦表でマジノ女学院ぐらいか?
拾遺その11)
「セーグルイチの俊足」なんやそれ???
ローズヒップが叫ぶ謎のセリフ。今、やっと意味が取れました。
「聖グロ」イチの俊足ですね。(変なところで略するなよww)
拾遺その12)
勝利に沸く大洗連合チーム、と…エリカがカチューシャを肩車っ!
いや驚いた〜。エリカにとってのカチューシャは黒森峰の連覇を
阻んだプラウダ高校の隊長のはず。
確執を超えて、大洗の勝利を祝う二人。コレも戦車道の素晴らしさなのかな。
拾遺その13)
何回見ても新たな発見がありますね、この劇場版は。
TVシリーズがみほの「見つけたよ!わたしの戦車道」に
帰結するならば、劇場版は「喪失したモノをふたたび取り戻す物語」。
今回一番つらかったのは、生徒会長とその声をアテた福圓かもしれません。
それは精神的に「生徒会長」を喪失した状態で(生身の角谷杏で)、
ものすごいプレッシャーをはねのけなければならなかったから。
(行き詰まる交渉の中で、ところどころ
彼女の声が上ずってます)。
だからラストで彼女が西住にジャンプして
抱きつくシーンが格別なんです♪。
岸誠二監督・映画「蒼き鋼のアルペジオ・カデンツァ」 物語の核心に近づくにつれて、
明らかになる驚愕の事実。
物語が進むにつれて、その静かな表情が一変、
感情むき出しになるムサシ。
「サプライズと謎解き」、
ストーリーをたっぷり堪能できました♪
あまりに個性的なメンタルモデルが多い中、
影に隠れてしまいがちなクルーにも、
きっちりスポットライトが当たってます。
静、いおり、僧。あと、蒔絵がスンゲー♪。
生徒会のメンバーでは、
ナチさんがお気に入り。
頬に手を添えるしぐさが、
カワイイんですよね♪
物語の最後、墓参する千早群像。
彼が静かに置く千早家族の写真。
千早翔像の黒い霧が晴れ、よもやま
タイヘン嬉しく思っています。
長井龍雪監督・映画「心が叫びたがってるんだ」 映画を見る前は先入観から「ミュージカルう?」
なんて思っていたよもやまが、
映画後半ヒザをプルプルさせながら、
心をふるわせ感動しておりました♪。
例えて言うなら、みんなで押しても押しても
動かないものすごく大きな岩が、
あるきっかけですこしづつ動き出すあの感動♪
帰宅するとき「80日間世界一周」をクチずさむ自分がいましたよ。
主役の4人が、まるで斥力と引力で、
あるときは背を向け、そして心が次第に近づいていく。
言葉を封印された女の子と人間関係モラトリアムの男の子。
「あなたのせいで」が「あなたのおかげで」にかわる、
かわって行く過程の素晴らしさ。
「心が叫びたがって」いるのは、順だけではありません。
心を封印して、もう90%以上、自分自身でも忘れていた想いが、
ミュージカルの作業を順と共に行い、彼女に接することにより、
拓実の中にも芽生え、そして彼のモラトリアムが終わりを告げます。
「ありがとう。でもオレ、すきなヤツがいるんだ。」
「うん・・・知ってたよ」
さらに、それに応える順が、また素晴らしい。
彼女・・・知ってたんですね。誰よりも拓実の側にいたからこそ、
拓実の視線の先にいる菜月の姿を。
そして、知ったんですね。「負ける」と分かっていても、
自分の偽りのない心の声を、あえて相手に伝える大切さを。
自分の中の綺麗な結晶の中で生きて、
他人に傷つけられたくもないし、
他人を傷つけたくもない。
そんな人に、ぜひともこの映画を見て欲しい。
それにしても、脚本。
個人でこの脚本を書けたら天才だわ。
初稿を何人もの人がレビューにレビューを重ねて
ブラッシュアップしていったんだろうな〜。
「心が叫びたがってるんだ」円盤購入決定ですっ!。
拾遺1)
参加する生徒、ほぼ全員にスポットライトが当たって、
脚本・音楽・編曲・服飾・メイク・舞台美術・照明・音響を
自主的に担っていたのもポイント高し♪
部室麻雀でヤクマン当てたアタマ軽そうなニーチャンが、
拓実の代役を堂々と演じたのには感動。
拾遺2)
思うにこの映画、アニメ演出家にリスペクトしているような??
推定で思いつくままに、水島努・新房昭之・五十嵐卓哉
・石原立也・武本康弘・山田尚子。
拾遺3)
よもやまのお気に入りのシーン。
拓実の父親のピアノに指を軽くすべらせる彼が、
「ばっちゃんか」、いいなぁコレ♪。
そして、本編以外で気に入ったモノ…2年生上履き黄色の配色。
拾遺4)
冒頭のラブホ城に無邪気に憧れる幼い順。
神社のおっちゃん「イイ女とやりてぇとか」。
田崎が駅のホームで菜月に「つきあえよ、オレと」。
順を自宅に連れ込んだ拓実が祖母に、
「上の部屋使ってイイかな?」。
ソレに軽くうろたえる祖母が♪。
野球部員とチア部の女の子、キスシーン。
性的な動機を散りばめるのが上手いわ♪
拾遺5)
性的な動機といえば、なんといっても順ちゃん!。
担任にムリヤリ委員にされそうになった時、
「えっ・・・あっあっ・・・イヤですっ!」。
音楽準備室で拓実を覗き見しているトコを
担任に不意打ちで発見された時、
「きょ・・・あ、あ、あ・・・」。
心が覗かれたっ!とうろたえる順が拓実に突撃時、
「しらばっくれ・っ・っ・くっ!」。
教室で主役の抜擢を受けて、
「ほ(ひ)ーーーうっ!」。
自分のせいで拓実と菜月の仲にビビが、
ソレを聞いて感情が爆発する順、
「はあぁーーーーーーーーーーーーーーう」。
その他「うくーっくっ!」「うーっあっ!」等、
喋れない順の、声にならない声がエロいのよ♪。
拾遺6)
田崎「野球やんねーと、時間が止まってるみてーだ」、
「あの花」1話のラスト、
「あの日、ここで止まった時間が、動きだす。」。
拓実に告って玉砕、順の「うん・・・知ってたよ」、
まんま、めんまの口調♪。
あと、電球もあるのかな??「あの花」との接点。
拾遺7)
最初見た時は、野球部員とチアのネーチャン、キスシーンが
唐突だったんですが・・・、今思うと順と拓実の「友情」が
「愛情に」変わっていくまさしく「変化」のサインだったん
ですねぇ♪
片渕須直監督・映画「アリーテ姫」 片渕須直監督の「アリーテ姫」。何回もリピート鑑賞してしまいます。
回数を数えるほどにジックリと作品が心に沁みて。
ジブリ作品がゴージャスな満艦飾フルーツパフェ、だとしたら、
この作品はガトーショコラ。それもちょっとビターな♪
ちょっと大人のビターなアニメですわ♪
この作品は商業アニメーションが一番苦手な
「登場人物の心理と内面を描く」この難題に
果敢に挑んでいます。塔に幽閉されて、
地下室に閉じ込められそれでもあきらめず。
ついて外の世界に向けて歩き始めたアリーテ姫。
その心に何を思い描き、その手で何を産み出すことができるのか?
天を衝く高峰の頂で彼女が見るものは?
エンディングで大海を行く帆船を見ると…
海を越えて旅する彼女を予感することができます。
それにしても聡明で好奇心旺盛な姫様だなぁ♪
魔法の石の特性をわずかな試行で見抜いてますよ彼女。
本作での「魔法」はテクノロジーとほぼ同義。
そういえば私たちの生活は便利まみれ。
ボタンひとつであら不思議。
でもその代償として人間の心の能力・力が
著しく退化しているのではないでしょうか?
この作品は、それに警鐘をならす人間回帰の物語でもあるのですね。
千住明さんの音楽もすばらしい。大貫妙子さんが歌う
エンディングも千住さんか♪このメロディ…
クライスラーの「美しきロスマリン」かな??
ぢつは1回目、かなり我慢して見てました。
カタルシスの重要な役目を果たすはずの魔法の指輪は不発に終わって、
ただの金属片に(本来の力を発揮するのはそのあとですが)。
この作品が異彩を放つのは鑑賞2回目から。
自分の心のなかの収まるべき場所に登場人物がピタリと収まったときの感動。
この感動は、こうのさんの「夕凪の街 桜の国」以来ですわ。
片渕監督最新作となる「この世界の片隅に」が楽しみで楽しみでしかたがないよもやま。
M. WOLVERINE「砂漠のウサギ」 M. WOLVERINE(うるぶりに)さんが描いた
「砂漠のウサギ」
戦車好きにはオススメの漫画です。
ストーリを進めながら、作品世界を巧みに表現。
キャラクターの描出も見事であります♪
軍団長ベルタと中隊長コノリーさんが
よもやまのお気に入り。
映画「楽園追放」 アンジェラさんの尻がスゴいときいたので、思わず観てきましたよ「楽園追放」。
いやもおすごい!ストーリーの静と動、押しと引き。構成がとにかく見事でした。
エレガントにプログラムされた、子気味のいいソースコードをみているかのよう♪
舞台の三層構造。
キャラクターの三極構造。
そしてシンメトリカルなシナリオ構成。
ネットレビューに「大人のための、お子さまランチ」って評がありましたが、
まさにそのとーり(笑)好きなもの詰め込んでこれだけ統制がとれているのは驚嘆でした。
前半は、わずかな手がかりから少しづつ、地をはうようフロンティアセッターに
肉薄していくアンジェラとディンゴ。
後半は、フロンティアセッターを宇宙に送るため、ディーバからの攻撃を迎撃する
アンジェラとディンゴ。
極めて異なった組成・精神構造を持つ三人(あえて、三者ではなく三人と書く)が、
邂逅し、互いに反発あるいは接点を求めて、互いを許容し認めていく。
ともにセッションする、フロンティアセッターとディンゴ。
ともに語り合う、フロンティアセッターとアンジェラ。
ともに笑い合う、アンジェラとディンゴ。
最初、よもやまは本作を、精神と肉体。形而上と形而下、
いわゆる「人間は肉体なしに、精神の進化はありえない」の物語かと
思っていましたが…もともと生身の体を持たないフロンティアセッターが、
成熟した人格を持つAIとして存在してますもんね。
しかし、フロンティアセッター君。ディーバの住人にもアンジェラにもディンゴにも
ラブコールを送ってるのに、結局一人で旅立ちかぁ。
ラストはそんな彼のために、ちょっとした花束を。
#電脳アンジェラとリアルアンジェラ♪
#ちゃんと尻を描き分けているところが凄いです♪
森薫「シャーリー」 新聞広告(年齢制限記載しわすれた!)に応募した、
ちっちゃいメイドさん、極端に無口なシャーリー。
とってもアバウト、豪放磊落な女主人ベネットさん。
家族の最小単位にもなれない2人が、
なぜこんなに惹かれあうのか?
大人の扉をおそるおそるノックする女の子と、
大人の事情でちょっとワケアリの女性。
「人生」の似たもの同士。
「それに 私たちって よく合ってると思うの
あなたも そう思わない?シャーリー」
これからも女主人ベネットさんとメイドのシャーリー。
この2人の穏やかな生活がいつまでも続きますように。
スタードライバー劇場版 BD発売、おめでとうございます♪というわけで
スタードライバー劇場版レビューなどを。
本編の主人公はツナシ・タクト。
でも、映画ではパートごとに主人公が入れかわり、
劇中劇のようにそのロールがめまぐるしく変化。
「人生という冒険は続く」それはまさしく
「だれでも『人生』と言う名の、主人公になれる。」
彼らはそう語りかけているようが気がします。
特にタイガー・ジャガーさん
スガタの侍女であり、学友であり、ボディガードであり
刺客でもある彼女たち。
そうそう演劇部「夜間飛行」のメンバーでもあるんですね♪
それにしても、みんな恋愛に無器用だなぁ♪
わけてもヒロインを演じるアゲマキ・ワコ。
この娘には凡百のヒロインとは異なり凄い曲が
バックについているんですわー♪
nineが歌うクロスオーバー
ワコのモノローグに乗せてこの曲が流れた時、
この映画を見てホントーに良かった!と思った
よもやまなのでした♪
nano.RIPE「月花」 「はたらく魔王さま!」のエンディング「月花」。
現実の自分と、こうありたいと願う自分との乖離。
この曲は作詞が見事なんですよ♪
単純なようで、しかし音符に単語をうまく載せてるなぁ♪
アニメ「エルフェンリート」 12月に発売されたアニメ「エルフェンリート」BD-BOX。
ボックスアートはルーシーと
ナナ・マリコがまるで阿修羅像のように。
「なぁ蔵間。人類の起源を見たくないか?」
美しくたおやか、とてつもなく残虐で、
あふれるような愛につつまれて♪
確かに回収されない伏線もあったりと、
脚本も設定も作画もかなり荒っぽいですが、
でもソレを補って余りある、
魂の深部から、肉体の深部から、
沸き起こってくる感動。
「よくぞ作ってくださった♪」
スタッフにキャストに感謝。
#それにしてもナナ可愛いなぁ〜♪
#EXTERAでは、いきおいあまって
#義手ごと包丁をふっとばすけれど(笑)
水樹奈々「BRIGHT STREAM」 ★BRIGHT STREAM
紅白曲のフルコーラスを、どうしても聞きたくなり購入♪
水樹さんの歌唱力&作詞が相まって、
カット割りの見事なアニメを見ているような♪
シーンを鮮やかに描写しながら時に優しく時に激しく♪
「キミが いるから うつむかない!」
編曲もスバラシイ♪なのはがピアノ、フェイトがストリングス、
はやてがギター…そんなカンジに♪
★FEARLESS HERO
カップリングは「DOG DAYS'」オープニング♪
この曲もスゴ♪トルネイダーで天翔るシンクが目に浮かぶようです
まるでダンスを踊っているようなストリングス。
ブラスが前面に出てくるあたりから、
曲の色調が変わってもぉノリノリですね♪
「キミがいる 青の果てまで 舞い上がれ」
「中二病でも恋がしたい」現実に立ち向かうチカラ すばらしい作品でした♪
でも、萌えアニメにしては不思議な部分が…。
六花が住んでいた家、ナゼ取り壊して更地にする必要が?
最終回、ナゼ冒頭に父親の葬式を持ってくる必要が?
六花は海に向けて死者を送ります。
「不可視境界線」と言う「彼岸」に。
東日本大震災でたくさんの人が亡くなりました
思い出すのは、ネットの画像で、テレビのニュースで
目を覆いたくなるような現実、映像の数々。
「あいつの父親は墓の中なんだよ!」
「いくら思っても、いくら信じても、無いものはないんだよ!」
きっと、スタッフはこのアニメを作るにあたって、
真剣に考えたに違いありません。
「この現実…自分たちが作るアニメで、一体何ができるのか?」
勇太は2年前の自分に、一歩を踏み出す勇気を。
自分の心を圧殺して、現実の鋳型に自分を押し込める六花に、
「六花!来いっ!つまないリアルに戻るのか!」
「オレと一緒にリアルを変えたいと思わないのかっ!」
勇太の熱い言葉が、 彼女にかけられた呪縛を解き放ちます。
「中二病」は、単なる現実からの逃避ではありません。
苛烈な現実に立ち向かう、前に進むためのチカラ。
大塚芳忠のナレーションは、よもやまの心に染み入ります。
そう♪これからも人生の節目節目で、
「中二病」は、その名称を変えながらも、
彼らを、二人を励まして行くにちがいありません。
#それにしても京アニスタッフ、優しいなぁ♪
#アニメの舞台、その舞台の袖から、
#結社の彼らを、そっと見守ってるみたいな♪
#オープニングの「ハルヒダンス」、邪王真眼は長門口調。
#ドジっ娘モードは平沢の唯。
#六花は京アニ作品の表象なのでしょうね♪
「Enter Enter MISSION!」「それゆけ!乙女の戦車道!!」 「ガールズ&パンツァー」エンディング主題歌「Enter Enter MISSION!」
フレーズが極端に短く、旋律のリフレイン。
でも、歌詞のイキがいいので、一気に聴けますよ♪
そのカップリング曲の「それゆけ!乙女の戦車道!!」
水島監督の作詞が素晴らしい(笑)
「私の高ぶり徹甲弾、あなたのハートをつきくだく〜♪」
愛に生きる武部。(声が上ずってるのがステキ)
「あぶらの器(戦車の車体のコトか?)に、一輪の花」
可憐な花の五十鈴。
「くるおしいほどシュンツェルで、恥じらいながら超信地」
ひたすら戦車の秋山。
「こぼれ落ちそう単位数、夜鷹そば(江戸時代の屋台ソバですな)」
ひたすら眠気の冷泉。
「大切な人たち、守りたい友だち」
何よりも友情を大切にしている西住。
と…気になることが?
最後のフレーズを除いてすべて「これが私の戦車みち」でシメ?
(ちなみに、アニメ本編では無論武道の「戦車道(どう)」)
考えて見るに、コレは彼女たちなりの自己紹介で所信表明なのかと。
趣味も性格のバラバラの私たち♪でも、戦車を駆って頑張ります♪と。
【補遺】
ひょっとしてパフィーの「これが私の生きる道」からかなぁ?
と思ったら、7話で武部がすばらしい回答を!
「私たちの歩いた道が戦車道になるんだよ!」
ももクロ「ニッポン笑顔百景」 はい、「じょしらく」のエンディングテーマですね♪
前山田健一×ももクロは「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」で
リーチがかかっていたので、今回の「ニッポン笑顔百景」迷わず購入♪
1.ニッポン笑顔百景(桃黒亭一門)
2.ニッポン笑顔百景(客演:林家木久扇)
3.もリフだョ!全員集合
4.ベター is the Best
5.ニッポン笑顔百景(歌なし)
6.もリフだョ!全員集合(歌なし)
7.ベター is the Best(歌なし)
アイドルグループ、ももクロ。
津軽三味線、吉田兄弟。
落語の真打、林家木久扇。
コラボレーションは、異種格闘技みたいなモンです。
バラバラになることなく曲として統制が取れ、
それでいて個性をキチンと発揮する。
特にこの曲の後半部分がオモシロイのです。
乙女しているももクロ、
強烈なビートを刻む三味線、
「ももクロ三年・歌手八年」
モチロン作詞・作曲・編曲をこなす、
前山田さんの仕事も見事♪
「波瀾万丈 酸いも甘いも 乗り越えた あっぱれ 日本人
笑おう どんな時でも なにくそ 笑いましょ」
※本曲は「桃黒亭一門」名義ですが、表記は「ももクロ」としました。
佐藤明機「パラダイスバード」 一読して舌を巻きましたよ♪
商店街通りの、その奥の、迷路のような回廊。
空間構築がスバラシイ〜余人の追随を許しません。
登場するキャラクターも、とってもユニーク♪
監視者としてものすごい能力を持ちながら
天然系で、たおやかな境さん。
よもやまのお気に入りです♪
「おしりが見える!」「見るなぁ!!」
こうの史代「この世界の片隅に」 新装版が出たのをきっかけに、
こうの史代「この世界の片隅に」を読んでみました。
太平洋戦争、広島から呉に嫁ぐ、浦野すず。
ストーリーラインは、希薄で断片的。
ファンタジーみたいなところもあるけれど、
悪化していく戦局、そして、敗戦の日々。
作者は、市井の人々の、強さたくましさを
彼女を中心に描いていきます。
作中の解説も的確で、終戦記念日を前に、いい漫画に出会えました♪
【補遺】
「夕凪の街・桜の国」は名作です。文句なしの名作です。
でも、感動が大きいだけ、その感動と同じ分だけ
「ナゼ原爆は広島・長崎に投下されたのか?」
100ページあまりの本作では、その事実は
あまり深く語られることはありませんでした。
今回「この世界の片隅に」舞台は、軍都・呉。
彼女の夫は軍人で、義理の父は軍属。
きっと作者は、物語を構築するにあたって、
「夕凪の街・桜の国」で描ききれなかった、
背景世界を描きたかったのでしょう。
それにしても、こうのさんの作品は、
「感動」生まれ方がスバラシイ。
心のそこからじわじわ来ます♪
と思ったら、片渕須直監督で映画化が決定っ!
スクリーンでこの作品を見れるなんて♪
期待しています。
コミック「森薫拾遺集」 むふ♪尻スキよもやまには楽しめましたわ〜♪
作品によって巧みに変化するペンタッチ♪
短篇集に合作に、シオリから宣伝カットにPOPまで。
直球中心の「ナマの森薫」を実感しましたよ♪
よもやまのお気に入りは「巣穴紳士倶楽部」のバニーさん♪
八百比丘尼みたいに、年を取らないのか〜♪
May'n「Chase the world」 「アクセル・ワールド」のオープニング。美しく歌い上げるMay'n。
そのボーカルを支える重低音の激しいビートと相まって、ものすごい加速感が♪
CD買って大正解♪コレだけリピートしたのは、T.M. RevolutionのInvoke以来だわ♪
それなりのヘッドホンで聞くか、それなりのオーディオ機器で
聞くことをオススメします。迫力がゼンゼン違いますよ。
【補遺】
今回はカラオケを重点的に聴きこんでいます。ボーカルを際立たすため、
音に深みと厚みを加えるため、いろいろな仕掛けが、施されているのだなと感心。
映画「けいおん!」 【観劇1回目】
映画「けいおん!」見た〜(//▽//)ジワーッと来ますねぇ♪
前半は、放課後ティータイムらしくグダグダですが、
(イギリスから帰国した後)ラストに近づくにつれて
感動がクライマックスに♪
あと、脇役にも気を配って、オカルト研の二人・ラヴクライシス・
ライブハウスの川上さん・クラスメイトの木下しずかちゃんが
嬉しかったです♪
放課後ティータイム・Tで唯一の本編シークレットだった、
「カレーのちライス」ついに解禁(//▽//)
「U&I」ギター、唯と梓のシンメトリックなシンクロが見事です♪
本編に感動した人なら映画を見れば、感動×2になりますよ〜♪
【観劇2回目】
1回目、自分が身構えてしまって細部まで楽しめなかったけれど、
2回目はリラックスして見れましたよ。
そう♪彼女たちは、TVシリーズでも映画でも彼女たちでした。
思うに、冒頭のデスデビルごっこは「私たちは映画で特別なコトはしませんよ♪
いつもの私たちです」って、彼女たちのメッセージなのかも
卒業旅行のクライマックス、ライブの後、ロンドンを離れ空港に向かうタクシー。
高揚感から一転して、静謐な演出にかわります。
ここから「メイキングオブ『天使にふれたよ!』」がスタート♪
TVシリーズは去りゆく4人を送る、あずさ主観でのエピソードが多かったですが、
映画は4人を、4人の思いを丹念に描いていきます。
卒業式が終わり、あずさに部室で演奏をきかせる直前、校舎の屋上、
4人が最後のキーワードを見つけ、曲が完成するシーンはとっても感動でした♪
あと、さわ子先生の尻とフトモモがミョーにエロかったです(笑)
出発前、スーツケースに荷物を詰める前後のシーン、唯との憂の尻も。
ホテルでのショートパンツ、律の尻もイイ(//▽//)
【観劇3回目】
渡り廊下の空気…表現がスバラシイ。
美術さん背景さん撮影さんがんばってるなぁ♪
卒業式の前日、唯が憂に
「卒業できたよ。憂ありがとね♪」
1回目は1回目の楽しみが♪
2回目は2回目の面白さが♪
3回目は3回目の素晴らしさが♪
これぞ映画「けいおん!」の醍醐味!
4人にとって、あずさは「天使」。
でも、映画を見たよもやまには
放課後ティータイム全員が、天使に見えました。
そう、12月に舞い降りた5人の天使。
次はBDで鑑賞しなければ〜♪
劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜(BD) 1stライブ♪「虹色クマクマ」村娘からマジカルフェアリーに
変身するランカちゃんの美しいこと(//▽//)
後半クライマックス・決戦体制、出撃直前のアルトに
「放課後オーバーフロウ」のJKコス、ランカのセリフが泣かせます。
「次の新曲のイメージ衣装なんだ。」
廃墟の中から立ち上がるシェリル「私が死んでも、歌は死なない。」
アルト「俺はもう逃げたりしない、2人の歌声を載せて飛ぶ!」
トライアングラー恋敵、3人の思いが心が一体化した瞬間!
スバラシイですなぁ♪
河森監督はじめ、スタッフ・キャストの皆様、ありがとうございました。
いや〜よくぞココまでやってくれた!
「マクロスF・サヨナラノツバサ」タップリと楽しめましたよ♪
「けいおん!」2012年カレンダー 今年もやってまいりました「けいおん!」カレンダー
受験直前、試験勉強「忙中閑あり」の1・2月、
見事な夕焼、梓と澪が「秋あかね」の9・10月、
表紙「放課後戦士」の決めポーズがよもやまのお気に入り♪
唯の誕生日を紬が、
憂の誕生日を紬が、
律の誕生日を唯が、
紬の誕生日を唯が、
梓の誕生日を澪が、
澪の誕生日を梓が、
和の誕生日を梓が、
さわ子先生の誕生日を律が、
去年と比べて誕生日が8つにUP♪
#純ちゃんが〜(つ∀`)
コミック「ひだまりスケッチ」6巻 はにかんでいるのに、ナゼか不敵な瞳
口絵のウインドパーカーゆのっちがカッコイイ♪
悩んでいたヒロさんが、最後に決意を固め進路決定♪
女の子がテイクオフしていく姿は美しい(//▽//)
吉野屋センセの尻も美しい(//▽//)
沙英をめぐるヒロさんと夏目もよかった〜(//▽//)
アニメ・アスタロッテのおもちゃ 最終回は「真夏のフォトグラフ」がフルコーラスで♪
そのフルコーラスに乗せてカーテンコール♪
イニの見事なスピーチ、直哉・明日葉との再会
…そして姫様の背中には…♪
原作をギュッと凝縮、アニメのスタンスを
「明日葉の夏休み」に集中させた、
スタッフは偉いと思う♪
そう♪トラウマで固く閉ざされたロッテの心を開いたのも、
知識に耽溺、ひきこもり状態のイニの心を外側に向けたのも、
明日葉なんだから♪
#カードは芳賀さん自らが(//▽//)
コミック「咲 -Saki-」8巻 登場人物のクロスオーバー。めくるめくストーリー展開。
数巻分を、本書に凝縮した、密度の濃い第8巻です
強化合宿から全国大会へ。力強いストーリーの合間、
セリフのないカットの連続が癒されます
龍門渕の5人。約束通り天江を中心にファミレスで。
衣と池田。容赦ないバトルを繰り広げた2人が、
1つのミュージックプレーヤーを仲良く2人で♪
県予選では、弱々の文堂が、鬼のコーチに強気発言。
いよいよ清澄も大会の渦中に、先鋒は片岡優希。
龍門渕に鍛えられ、ものすごい成長を感じます。
しかし、鹿児島・神代の覚醒!どうなる次項(^^)
#よもやまの気のせいか、若王子さんと平沢さんに
#酷似した女の子が(笑)
【補遺】
冒頭出てくるマホが、
よもやまには、平沢憂と重なります。
完璧超人とはまるで逆のマホですが…。
「アスタロッテのおもちゃ!」EDテーマ 真夏のフォトグラフ ハモンドオルガンのイントロ。
弦とピアノがボーカルに優しく。
「キミが彩る 真夏の フォトグラフ
キラメク時間を 残さず 抱きしめたい
過去の涙も あやまちも さみしさも
いまコノ手にある 幸せに つながってる
ふたり出会った きょうの日に つながってる」
この曲がサビに入ると、よもやまの感動ゲージが急上昇
こんな体験は「ひだまりスケッチ」エンディング
「芽生えドライブ」以来ですわ〜♪
「アスタロッテのおもちゃ」エンディング
「真夏のフォトグラフ」(//▽//)心に沁みます♪
カップリングの2曲も、何かが始まる予感の夏色仕様でGOOD♪
アニメ「日常」 アニメ「日常」…キーワードは古典落語。
「萌」から「情」・「機微」の世界へ。
フォロワーさんからは、この作品の「間」がイイとのご意見が。
今はアニメ過剰の状態。見きれないほどのアニメが放送されています。
でも、今の表現手法を続けていけば、いずれ枯渇することは明白。
演出と作画を極めた京アニが、高みを目指してさらなる挑戦なのかも。
【補足】
2クール目が始まりました♪
オープニング♪すんげーカット数が多い。
追いかけるのがタイヘンです♪
とにかく、なのがかわいい(//▽//)
天使すがたの、なの。
冬服制服ネコミミ、なの。
電脳世界の海をさまよう、なの。
夏服セーラー服で初々しく登校する、なの。
右腕に仕込まれた機関銃の暴発になすがままの、なの。
#3人娘の振付をなのと博士が再現(//▽//)
エンディングは
夕暮れにちょっとだけ郷愁を感じる
横パノラマ1カットアニメになっています。
博士が現れ、最後に4人娘登場♪
#みおのねーちゃんドコにいるんだろ?
劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜 前作よりも、さらにパワーアップ(//▽//)
ファイナルという事もあり、キャラクター全員に華が(*^^*)グレースの最期に涙〜(泣)
コンサートと戦闘てんこもり(*^^*)ランカのファーストコンサートがすんげ〜愛らしい〜♪
アルトとシェリルの幼少時代がカワイイのなんの(//▽//)
アルトの袖を引くランカが一瞬「消失」の長門に重なります♪
ベットでリンゴをむくアルトは同じく「消失」の古泉に♪
「ハルヒ」へのオマージュなんでしょうか(^^?
#ケーニッヒモンスターのノーズアートが(//▽//)
#手塚治虫ファンのよもやま。冒頭ニンマリ(//▽//)
「けいおん!」2011年カレンダー 自分たちの姿を自分たちで撮った
2010年のカレンダーとは異なり、
2011年は彼女たちの日常が、
スチール撮影風味で描かれています。
唯の誕生日を梓が、
律の誕生日を澪が、
梓の誕生日を紬が、
紬の誕生日を律が、
澪の誕生日を唯が、
日付にさりげに5人の誕生日♪
ムギちゃんが1枚も前面に出ていないとお嘆きの貴兄に。
この「けいおん!」という作品、カメラの前に出て、
セリフをしゃべる人間が偉いのではありません。
有形無形のカタチで、みんなを支えている…
ソレがムギなのですから〜♪
#紬の誕生日は唯、澪の誕生日は律ですね(汗)訂正します。
9nine「Cross Over」 秋アニメ随一♪「スタードライバー」
エンディングが耳を離れず、
CD買ってフルコーラスを聴いたら、
大当たりでした♪
5人のボーカルもスゴいけれど、
対旋律のストリングスがスゴ♪
ある時は、まるでダンスを踊るように。
ある時は、ボーカルを支えるように。
ある時は、聴く者に語りかけるように。
アレンジャーの力なんですね♪
目をつぶって、歌詞を一句一句、
かみしめるように聴いていると、
ワコの姿がまぶたに浮かんできます。
"Feel my hands 君が笑う 何気ない世界で
聞こえるその声が 私の涙を強くする"
あなたに出会えたから、弱かった自分と向き合える。
悲しみを強さにかえて、前に歩いていける。
彼女を前面に出した映像になっているのも頷けますよ♪
それにしても、「化物語」のエンディング同様、
女の子のラブソングってイイですねぇ(//▽//)
コミック「よつばと!」#10 描線が、どんどんシンプルになっていくのに、
表情がドンドン豊かになっていきますよ♪
ハワイでのスキューバ♪弾けているみうらが。
みうらのおみやけ・髪飾りがうれしそうな恵那。
家電量販店で、眉毛…可愛くはにかむ風香。
ホットケーキをひっくり返せない、よつば。
ホットケーキをひっくり返せた、よつば。
#試験おわってハイテンション状態の風香が(//▽//)
#10巻カバーを外すと(//▽//)なななんと(笑)
☆「よつばと!」あずまきよひこ メディアワークス刊☆
「けいおん!」放課後ティータイムU ストーリーとシンクロした曲が心地良いっ♪
新勧ライブの曲名リストにあったものの、本編ではシークレットにされていた
「いちごパフェが止まらない」(//▽//)ついに解禁です♪
「冬の日」1期13話の、律のモノローグが忘れられません(//▽//)
「Honey Sweet Tea Time」2期3話「ムギの弾き語りで」の約束がココに♪
「ときめきシュガー」2期7話・澪の詩作が…こんな素敵な曲になりました。
「天使にあえたよ!」シーンの切りとり方が鮮やかです。
作詞がとっても丁寧で、とてもビジュアル♪2期24話の感動ふたたび♪
#♪ユニゾンで歌おう♪→しっかりユニゾンしているし(//▽//)
これで、最後まで行ったかな?と思ったら…
「ふわふわ」インスツルメンツのアトに…
カーテンコール「放課後ティータイム」が(//▽//)
#♪ハーモニー翼にして♪→しっかりとハーモニーしているし(//▽//)
#ジャケットカバー裏のサインは、「うらおん」からだな(//▽//)
#「冬の日」は律に歌って欲しかった〜(//▽//)
#(律ちゃんはイヤがるかもしれないけれど(笑)))
「涼宮ハルヒの消失」 まずは音楽がダイナミックーー♪みなさん気づいたでしょうか?
音色にもトリックが…キョンが迷宮に迷い込んでしまった時、
金管と木管が前面に出てストリングスはホトンド活躍しません。
彼が鍵のイトグチを見つけたその時に、ストリングスがバーーーンと♪
コレはホントに素晴らしい瞬間でした♪
作画も文句なし!
特に、正面顔のUPで両目の軸線を全て合わしてますよー♪
作画監督の西屋さんゴイス♪瞳の訴求性がスゴかった(//▽//)
2時間半の長い映画ですが、緩急のリズムでダレないようにしてありますなー♪
丁寧なシーンで繋いで物語を構築していく手法は「けいおん!」同様、京アニの得意技♪
(//▽//)恥ずかしそうに、はにかむ長門が愛らしいですわー♪
その華奢なカラダを抱きしめたくなりますよー♪
手を伸ばせば、肩に手が届きそうな…
夜空の恒星みたいに、はるか遠くにいるような…
彼女は、フシギな少女ですなぁ♪
長門の「思い」
ハルヒの「矜持」
大人みくるの「願い」
そして…キョンの「覚悟」
原作読んでないよもやまには、サプライズのその上にまた
サプライズの連続でした♪堪能しましたよー楽しめましたよー♪
(追記)(^^;朝倉さんコワー(笑)
#小松左京の「地には平和を」を連想してしまいました。
【補遺】
BDで「消失」を、じっくりと鑑賞してみました。
映画では駆け足で分からなかったカットやセリフが明確に〜♪
映画は、ドアが急に開いてローアングルからのサンタ朝比奈さんでしたが、
BDは、文芸部になだれ込むキョンに肩を鷲掴みにされる長門がチェイサーでした♪
ふたりともカワイイ♪
12月18日の改変された世界…
彼の心情を写すかのような憂鬱な色調が印象的です。
色指定がスバラシイ♪
長門の部屋を出たキョンと朝倉さん。
マンションの7Fから5Fを降下するには、
あのシーンは長すぎるような(笑)
でも、改変された世界の異常性を表しているのでは?
と、よもやまは思うワケです♪
怪訝そうに、でも純粋に心配している、
国木田がイイ味出してますね♪
9組が消失しているのを目の当たりにして
衝撃のあまりたちつくすキョン。
彼に温厚そうな教師が声をかける。
「おおぃキミ、もう授業がはじまってますよ」
国木田同様、なんの悪意もないのですが、
キョンには死刑判決みたいに聞こえたに違いありません。
諦めかけながらも、わずかな手がかりを求め核心に、
谷口が漏らした僅かな言葉を手がかりに、
にじりよっていくキョン。
「ドコだ!涼宮ハルヒはドコにいる!」
谷口の胸ぐらを掴んで激昂するキョン。
鉄砲玉のように教室から飛び出すキョン。
やはり映画と同様に、この高揚感このシーンがベストでした。
ハルヒの出番が少ないと、お嘆きの貴兄に。
彼女は、やはりキーパーソン♪
恐るべき行動力で文芸部にメンバー全員を揃えます。
それが「鍵」に。
さらに、ちゃんとセーフティネットを張ってあるトコがスゴ♪
「元の世界に変えるようにするとか」
ラストで気絶から目の覚めたキョンに対する彼女と併せて、
ハルヒは親分肌なんですねぇ♪
校門を出る時、憮然とした表情からハルヒが
どんどん表情豊かに…ファミレスのあの嬉々とした表情が
印象的でした。
#キョンのマフラーを引っつかんで、ヘッドパッドかますハルヒ。
#よもやま脳内で、谷口の胸ぐらを掴んで激昂するキョンに重なります♪
【補遺2】
神戸の国際会館で、この映画を見てもう1年、
映画館から出てきてもさめやらぬ感動を、
今でも思い出します。
さて、前回の続きを。
朝比奈みくる。
何ごとにも従順で臆病でなすがままのみくるが、
大人バージョンの彼女は、自信たっぷりに。
「ここまで来るのに結構頑張ったんだから」
キョンとベンチに座って、彼を導くみくるはなんて魅力的♪
でも、跳躍が終わった後、照れながら「靴、忘れてきちゃった」
みくるはやっぱり、みくるでした〜。
古泉一樹。
「貴方がうらやましいですよ。羨望と言ってもイイでしょう。」
消える世界で小泉が、「ボクは涼宮さんが好きなんです」堂々の宣言。
でも、北高に向かうタクシーの乗車位置は…。
彼等を見ていると…消失したハズのハルヒが、ナゼかよもやまの現前に。
見えない「消失」した人物を、映画の中で如何にして描くか。
エンドロールで、キョンの上に涼宮ハルヒが来てるのも、うなづけます。
キョンの話しに戻りましょうか。
長門の緊急脱出プログラム。パソコンのエンターキーを押した瞬間から、
これまでのハイライトシーンを彼自身がトレース。
特に長門の改変終了後、キョンが短針銃を長門に向けるまでの間、
イメージの世界をさまようキョン…。劇場で冗長に感じたこの部分が、
ブルレイ視聴ではよもやまの心に激しく迫ってきます。
今まで圏外から斜に構えていたキョンの意識が、世界と、宇宙と対峙。
「おまえたちの親玉に伝えろ」
「全宇宙をひっくり返してでも、必ずオマエを取り戻す!」
「なあ世界、もう少し待てるだろう」
ラストにキョンが部室に向かう途中に立ち止まるその階段、
ポケットから出したのは
文芸部入部申請書でもなく、鍵のしおりでもありません。
ハルヒのオーダーでパーティモールを買ったコンビニのレシート。
日常は再び回り始めます。
「ワタシはココにいる」
「忘れないでくれよ、ココにオレがいたことを」
「存在」の大切さ。
「消失」も、そして「けいおん!」も『自己の存在』を鋭く問いかけます。
エンターテイメント性に優れ、商業作品としても成功しながらも、
その作品に包含される奥深いテーマは、観るものにとって、
とってもキツーいモノが。
改めて、京アニの作品ってスゴい♪
#文芸部の部室キョンが「ハイペリオン」の本を取り出す、その前後。
#木管の音がかすかに…。遠くブラスバンド部の練習の音が♪
#音響さんガンバってますなぁ(//▽//)